ここ数年気になっていたペットカートをレンティオさんというレンタルサービスを使って借りてみました！機種は小型犬2頭を乗せられて、簡単に折りたためる「コムペット ミリミリライト アルファ EG ロングD」です。
これが使ってみると、やっぱりお出かけには便利な品物でした。が、使ってみて初めて分かったことや気づいたこともありました。
今回は新品のペットカートを開封して組み立て、家の中で試乗してみた様子と実際に使ってみた感想をレポートします。
この記事はこんな人におすすめ
・ペットカートを買おうかどうしようか悩んでいる
・コムペット ミリミリライト アルファ EG ロングDの使い勝手が気になる
・コムペット ミリミリライトの大きさや走行性能を知りたい
・コムペット ミリミリライトの使いにくさ・注意点を知りたい
・コムペットとエアバギーなど他社製品との比較が気になる
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コムペット ペットカートの特徴と種類
「コムペット（compet）」は日本のベビー用品メーカー「コンビ株式会社（Combi）」が長年培ってきたベビーカーの技術とノウハウから生まれた、ペットのためのブランドです。日本のママ・パパを半世紀以上にわたってサポートしてきたベビーカーの技術を活かして、軽くてコンパクトなフレーム、すぐに折りたためる利便性、スムーズな走行性能、地面の衝撃を吸収するクッション性能、しっかり換気できる窓の配置など、ペットオーナーの要望にしっかり応える性能が充実しているのが特徴のペットカートです。
コムペットの価格帯は、大きさや性能によっておよそ3万円～6万円程度。ペットカートの中では、中～上位クラスに属するタイプだと思います。
シリーズは、体重別に小型犬用の「ミリミリ」と、中型犬にも対応する「ミリカン」に分かれています。主力は「コムペットミリミリ」という小型犬用のモデルで、ミリミリの中でさらにざっくり「ミリミリ」と「ミリミリライト」に分かれています。
「ミリミリ」シリーズと「ミリミリライト」シリーズの一番の違いは、犬を乗せるキャリー部分をカートフレームから取り外せるかどうかです。取り外せたほうがキャリー単体で使えるから便利という考え方もあると思いますし、取り外さずに折りたためるほうが便利という考え方もあると思います。
ゆき我が家は移動時のキャリーはリュックタイプを使っており、車ではドライブ専用キャリーとクレートを使うので、ペットカートはキャリーとフレーム一体型のミリミリライトにしました。
そのほかの機種によって、衝撃吸収のエッグクッションが搭載されているかどうか、タイヤの取り外しができるかどうか、ドーム状の傘の部分の開閉がチャックかスナップか、などの細かい違いがあります。
ですが、基本性能であるフレームの構造はどの機種を選んでも「コンビ品質」ですので、ここは安心ポイントになると思います。
コムペットと他社製品（エアバギー・ペットパラダイス）の比較
コムペットをレンタルする前に、エアバギーやペットパラダイスのペットカートも検討していました。もちろん他にもペットカートはたくさんの種類がありますが、実際に試乗したりお店やイベントでジロジロ見て触ったりした機種と、今回レンタルした「コムペット ミリミリライト アルファ EG ロングD」をwan-vanlife目線で比較してみます。
| コムペット | エアバギー | ペットパラダイス | |
|---|---|---|---|
| 比較機種 | ミリミリライト アルファ EG ロングD | ドーム3 レギュラーサイズ | 2022年新モデル 犬カート バギー |
| 画像 (公式ショップから引用） | ![《新製品》【★メーカー公式ショップ・送料無料・1年間保証】コンビコムペットミリミリライトαEGロング[competmilimililiteαEGLong]【ペットカート小型犬中型犬折りたたみ猫おでかけ軽量通気性シニアコンパクト電車2匹4輪洗える】](https://tshop.r10s.jp/compet/cabinet/07422310/imgrc0080436380.jpg?downsize=600:*) |  |  |
| 定価（税込） | 46,200円 | 69,300円 | 29,800円 |
| 本体重量 | 4.4kg | 11.8㎏ | 6.3kg |
| キャリー取り外し | 不可（フレーム一体型） | 可 | 不可（フレーム一体型） |
| 折りたたみ可否 | OK | フレームのみ 折りたたみ可 | OK |
| 折りたたみ時の大きさ | 幅39×奥行22.5×高さ100cm | 幅54×奥行30×高さ82cm | 幅48×奥行30×高さ56cm |
| 折りたたみ時の自立 | 自立する | 自立する | 自立する |
| 耐荷重 | 約12kg | 約12kg | 約15kg |
| ハンドルの高さ | 101㎝ | 103㎝ | 101㎝ |
| 丸洗い | OK | NG | NG |
| キャリースペースの大きさ | 幅27×奥行55×深さ25cm | 幅31×奥行53×深さ23cm | 幅31×奥行54×深さ18cm |
| 走行性能 （個人的な感想） | 〇 ダブルの4輪タイヤ ひっかかりはほとんどないが、車体が軽いせいか少しぐらつく感じがある | ◎ 太めの3輪タイヤ 走行は直線もカーブも抜群にスムーズ。 ただし幅が広いので狭い場所は難しい | △ シングルの4輪タイヤ 3機種の中ではカーブの時など少しだけひっかかる感じがある |
| デザイン | △ ちょっと可愛いくカジュアルな感じ。 ベビーカー感？ | ◎ おしゃれな色合いと質感 | 〇 ナチュラルなデザイン |
| その他 雑感 | この軽量でキャリーのスペースがしっかりあるのは嬉しい。キャリーを丸洗いできるところも素晴らしい。 ややチープな質感が残念。 | 頑丈で高級感のある造りと抜群に安定感のある走りにうっとり。 何しろ重くてキャリーだけでも4㎏の重量がある。そこがネック。 | 折りたたんだ時のコンパクトさが素晴らしい。ポケット使いや飼い主側から見える大きなメッシュ窓など、さすがペッパラと思わせるペット目線な仕様。 キャリースペースの浅さが気になるところ。 |
というわけで、３つの商品はそれぞれに良いところや気になるところがあり、購入を判断するには何を優先するかを決めなくてはならないという感じです。
コムペットはレンティオさんで半年レンタルプランもありますし、３社とも直営店やイベントなどでは試乗できますので、まずは試乗してみると雰囲気が分かるかもしれません。
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コムペットを実際に組み立ててワンを乗せてみた。動画付きレビュー
ではでは、我が家に届いた「ミリミリライト アルファ EG ロングD」を実際に組み立ててみた様子、犬たちを乗せて押してみた様子を写真と動画でレビューします。
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コムペット ペットカート到着 中身を出してみた様子 後輪がとれる仕組み。タイヤをとると普通宅急便で送れるサイズになります フレームにcompetのロゴ。真新しい匂いがします。 タイヤを付けて折りたたんだ様子。 コンパクト！自立も安定感があり、本当に軽いです。 ほぼワンタッチでカートに早変わり 体重3.5㎏のトイプーとの対比（カメラ嫌いで酷い顔） 内側の様子。衝撃吸収のエッグクッション搭載。 手元に折りたたみのロックやレバーがあります 逆サイドから体重4㎏のトイプードルとの対比（黒くて写らない） キャリー下に小物入れ。それほど大きな収納ではありません。 犬比での高さと大きさはこんなかんじ 天井部分をクローズした状態 前面にはハンドルと通気窓があります 通気窓のカーテンを巻き上げた様子 裏地を見せたくない時は内側に巻き上げられます キャリー後方にも通気窓。跳ね上げ式の布があります 天井部分をクローズして通気窓を跳ね上げた様子。裏地が出てきます。 天井部分には前後に通気窓があり跳ね上げ式の布で開閉できます。 ハンドルと通気窓をアップにした様子。巻き上げた布を留めるボタンなどはありません。 通気口を全開にして後ろから見た様子。だいぶスケスケなのが分かります 生地感アップ 柄部分 生地感アップ 紺色の部分 タイヤはダブルタイプで足で踏むタイプのロックがついています
続いて、実際に犬を乗せた状態の様子です。
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トイプードル２頭を乗せて自宅を一周してみました（片手で押した状態です）
車（ステップワゴン）に載せた時の様子
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コムペット ミリミリライトを使ってみて分かったこと・注意点
私はこれまでにもコムペットの試乗車を体験させていただいたことがありますが、やっぱり自宅で落ち着いてジロジロ観察したり、実際に使ってみると改めていろいろな気づきがありました。
ミリミリライト アルファ EG ロングDを実際に使ってみた結果、よかったことや期待以上だったことと、ちょっと気になったことや注意したいことなど、個人的な雑感をまとめてみます。
コムペット ミリミリライト よかったこと
そもそも、コムペットミリミリライトを選んだ最大の理由が、軽量モデルであることと開く・たたむの動作が楽にできることでした。その部分については、本当に期待通りでした。家の中で収納するにも車に積み込むにも、軽いということが本当にありがたいと思うシーンが数多くありました。特に、ワンオペで犬たちを取り回したい時は本当に便利です。
それから検討時にはあまり重要視していなかった「丸洗いできる」という部分。汚しちゃっても拭き掃除できればいいや、と思っていましたが、いやー、やっぱりいざというとき洗えたほうが気楽であることを痛感しました。
カートがあると、カートの中でモノを食べたり、お水を飲んだり、というシーンが頻出し、オエーッとか、ギャー！とか、オイオイオイ！！とか、詳細はご想像にお任せしますが、思わぬ惨事で車内が汚れることがありました。
それにお出かけ先によっては、汚れた足や体で乗ることもあると思います。
しゃもじ派手に汚すんだよ・・・ぼく。
ごめんなさい。
実際に使ってみると、カートは意外と汚れるものでありまして、「洗える」機能があると安心感がありました。もし汚してしまっても匂いまでしっかりとれて清潔に使えると嬉しいです。
一方、これから使っていくにあたってちょっと注意したい点もありました。
コムペット ミリミリライト 注意したいこと
・軽量モデルでキャリー・カート一体型なので、骨組みが最低限で全体にちょっとフワフワしている
・しゃもじクラスの破天荒だと、この程度の布生地やファスナーで閉じ込めても食い破ってくるだろう
・車体が軽いので、持ち手にいろいろ吊り下げすぎるとひっくり返る
・犬が乗るキャリー位置はやや低めなので飛び出しや他の子との接触には注意したい
・収納スペースが小さい
注意したい点の上から３点は、軽量であることが仇となっていた部分です。キャリー取り外し型であればキャリーの周りに金属の骨組みがありますが、ミリミリライトはフレーム一体型でとにかく軽やかに作られています。また、キャリーもろとも縦方向に3つ折りまで折りたたむことができます。3つ折りになるということは本当にコンパクトになる反面、キャリー部分には折りたたんだ時に邪魔になるような金属フレームがなく、布生地も薄く留め具なども最低限の仕様となっています。
ですので、天井のドーム部分に犬が足をかけてくればドームはつぶれてしまいます。そして我が家にはつぶれたドームを足掛かりに飛び出てこようとする黒いやつがいるわけです。
また、本体の生地やメッシュも薄手ですので、クローズした際に内側からガリガリしてしまうタイプの子は、少し注意が必要かもしれません。
鯉縫製はとっても綺麗なんだけど、黒いやつはガリガリするとデニムでも強化ナイロンでもあっさり食い破るから・・・
だからあいつ移動もクレートなのよ、もう～。
もう一点、本体重量が4㎏程度と大変軽く犬を2頭乗せても12㎏程度なので、持ち手の部分にフックをかけていろいろものをぶら下げていると、飼い主側にカートがひっくり返ってきそうになる場面があります。
コムペットはキャリー下の収納部分が小さめなので、ついついハンドル部分に荷物をあれこれぶら下げてしまいますが、ハンドルに荷物をひっかけたまま手を離すとバランスを崩すことがあるので要注意です。
ゆき100均で買えるベビーカーフックをハンドルにくっつけています。
イベントに行くと、買い物とかサンプルとか荷物が増えるからねー
まとめ
コムペット ミリミリライト アルファ EG ロングDの使い勝手についてレポートしてみました。
軽量モデルゆえの注意点もありますが、もともと私は「軽量モデルが欲しい」と思っていて、その部分については本当に期待通りの軽さと取り回しのしやすさでした！上記の動画のように、犬を２頭乗せて片手で段差のある場所や狭い道を進めるのはミラクルです。もちろん両手で押せば、ほとんどの場所を思い通りにスムーズに移動できました。
検討時はそれほど重要ではないと感じていた、換気窓が4方向にしっかり空いていることや汚れたら丸洗いできるところも実際に使ってみると本当に大事な要素であることも分かりました。
ゆき我が家の黒犬しゃもじは破天荒が規格外なので、彼を基準に丈夫さについてアレコレ評価はできないと思います。
しゃもじ申し訳ない
もしも本体の軽さよりも、頑丈さや骨組みのしっかり感を重視したい場合は、同じコムペットであってもキャリーを取り外せる機種やエアバギーを選ぶほうがいいかもしれません。
ライフスタイルや乗るワンコの性格などを踏まえて、いろいろ検討してみると楽しいと思います。
便利なお出かけグッズを手に入れたので、これから街歩きも楽しくなりそうです。
※上記は執筆時の情報です。詳しくは公式HP等を参照してください。
