中央自動車道の談合坂サービスエリアは、渋滞の名所である小仏トンネルの山梨側にある大型サービスエリアです。東京方面から下る際には渋滞を抜けた先にあるホッと一息つける場所、逆方向では、これから渋滞ゾーンが始まるぞという位置関係で、いつも多くのお客さんで賑わっているSAです。犬連れ旅にも嬉しいドッグランや広大な緑地が併設されています。
今回は、談合坂サービスエリア(東京方面・上り線)のドッグランや公園設備、車中泊目線での設備などをレポートします。
この記事はこんな人におすすめ
・犬連れ旅に優しい休憩場所を探したい
・関東エリア郊外で車中泊できる場所を探している
・談合坂SA(上り)のドッグランが気になる
・談合坂SA(上り)の設備やグルメが気になる
・談合坂SA(上り)利用時の注意点を知りたい
談合坂サービスエリア(東京方面・上り)の基本情報
談合坂サービスエリア(だんごうざかサービスエリア・上り) は、中央自動車道(E20)の起点である東京の高井戸ICから約60㎞、横浜町田ICからだと圏央道経由で約65㎞の位置にあるサービスエリアです。
書いていてびっくり!たったの60㎞くらいしか離れていないのです。
途中に小仏トンネルを挟むせいか、もっと遠く感じます…
河口湖方面への分岐となる大月JCTと横浜方面への分岐となる八王子JCTの間というこのエリアの界隈は、非常に交通量が多くアップダウンやカーブも激しい場所。できれば心と体力と時間にゆとりを持って通過したいところです。
このような条件下にある談合坂SAには、ドライバーや犬連れ旅にありがたい設備やサービス、パッと手軽に食べられるテイクアウトのグルメやスイーツが整っています。
Wan-Vanlife 目線
談合坂サービスエリア(上り)の基本情報
名称 | 談合坂(だんごうざか)サービスエリア(上り) |
所在道路 | E20 中央自動車道 |
住所 | 山梨県上野原市 |
名古屋ICからの距離 | 約318㎞ |
高井戸ICからの距離 | 約60㎞ |
駐車可能台数 | 大型:157/小型:490(大型との兼用を含む) |
バリアフリー対応 | あり |
ガソリンスタンド | あり(ENEOS) |
男性トイレの数 | 大:14 小:44 |
女性トイレの数 | 82 |
コンセント付き洗面台 | なし |
コンビニ | なし 24時間営業の売店あり |
ドッグラン | あり(2面) |
散歩道 | あり 広大な芝生広場と遊歩道 |
お風呂・シャワー | なし 冬季はお湯の出る洗面台あり |
スマートIC | なし |
ぷらっとパーク(一般道からの入場) | あり |
その他 特筆事項 | 小型車はSAへの進入路に注意 右方向の駐車場が安全 |
※2022年秋時点で、上り線の設備はリニューアル工事中です。上記はリニューアル後に変わる可能性があります。
談合坂SAは、上下線ともにドッグランと24時間営業の売店やレストランがあり、犬連れで車中泊するにもおすすめのサービスエリアです。ただし、シャワーやお風呂の設備はありません。
お風呂はないけど冬場はトイレの洗面所がお湯になるぞ!
顔を洗うときにお湯が出てくれてるとありがたいね。
空を近くに感じる広大な芝生広場とドッグランを画像でチェック
談合坂サービスエリア(上り)のドッグランは体格別に2面確保されています。
ドッグランはとてもシンプルで、アジリティやベンチ、グラウンドの起伏はなく、広場の一角をフェンスで四角く囲った平らなフィールドです。地面は土となっていますので、土埃や雨上がりの水はけ具合などを確認しつつ遊びましょう~。
\談合坂SA(上り)のドッグランの様子/
しゃもちゃんがはしゃぐと、ちょっと土埃がたっちゃったぞ。
正直なところ、談合坂SA(上り)のドッグランは、とても「普通」で特にオススメポイントはありません。
というのも、ドッグランの目の前に広大な芝生広場があるのです。広場にはヘリポートや小高い丘に続く遊歩道が整備されています。サービスエリア自体が高台に位置しているせいか、地形のせいか、なんだかとても空が近くに感じられる雰囲気の公園です。
この広場を見てしまうと、ドッグランが片隅の小さなスペースに感じられてしまいます。(実際には十分広さのあるランです)
ですので、ワンの性格や旅の時間配分によっては、ドッグランで遊ぶよりもむしろ、この芝生広場と遊歩道をお散歩するのが楽しいかもしれません。
鯉はだんぜん遊歩道でクンクン派!
土埃なんてごめんなのよ。
談合坂SA(上り)の広場と遊歩道
\スクロールで画像チェック/
下り方面のサービスエリアには、このような芝生広場はありません
談合坂SA(上り)のテイクアウトグルメとテラス席
談合坂SA(上り)は、山梨県にあるサービスエリアなので、甲州名物のグルメが充実しています。
また、新宿さぼてんのトンカツ弁当や、おにぎり屋さん、パン屋さん、ケバブワゴン、スターバックスなども出店しています。停車中の車内や旅の道中で食べれるようなテイクアウトグルメと軽食のラインナップが多いところも犬連れ旅には嬉しいポイントです。
もちろん館内のレストランやフードコートも賑わっていますが、場所柄「パッと買って走り出す」という人も多いのかもしれません。
SAの中でもテイクアウト系が充実しているほうだと思います!
サービスエリア内で犬連れで食事をする場所としては、建物の外周にテラス席が用意されているエリアがあります。わりと多くの席数がありますので、席の確保は比較的簡単です。お天気が良いときは犬と一緒に外でテイクアウトのお弁当を食べるのも楽しいですね!
画像の場所は建物の南側。西側にもテラス席のエリアがあったわ。
逆に、東側の芝生公園のほうにはテラスエリアはないのよね。
談合坂SA(上り)の洗面所設備をチェック
談合坂サービスエリアには、残念ながらシャワーやお風呂などの施設はありません。お手洗いの数はとても多く、館内が混雑していてもだいたいスムーズに利用できます。また、冬季はお湯が出る洗面台があります。その点は安心です。
洗面コーナーは、最新のサービスエリアと比較するとややトラディショナルな雰囲気です。車中泊を検討するなら、この設備の優先度がどの程度かを考える必要があるかもしれません。
談合坂SA(上り)のお手洗い
名古屋方面から旅しているなら、山梨県の勝沼で温泉に入ってから談合坂入りするのもおすすめです!
甲府盆地の眺望が素晴らしい「ほったらかし温泉」から談合坂SAまでは約60㎞です。
進入路は右方向へ!談合坂SA(上り)を利用する際の注意ポイント
自家用車(小型車)で談合坂サービスエリア(上り)を利用する際の注意点として、サービスエリアへの進入後すぐに表れる道路分岐を右方向へ進みましょう!というポイントがあります。
上記画像で言うと、サービスエリアには、左側の「IN」という地点から進入してくる流れとなります。
入るとすぐに、左右の分岐点が現れます(画像の地点マーク)。ここを左に折れず、右・直進方向に進んで、画像の青マルのエリアに駐車するのがおすすめです。
このエリアは、駐車場からサービスエリアまで安全に歩ける歩道があり、木陰もあり、他の車との距離感も適度にとることができるエリアとなっています。車中泊を計画している場合、青マルエリアは夜中が比較的静かですので特におすすめです。
ただなぜか、談合坂SAの構造として、入ってすぐの分岐を左に折れたくなる雰囲気が漂っているのです。
左方向がメイン道路のような構造になっており、そちらに進むと広い駐車スペースが見えますしサービスエリアの建物へのアクセスもしやすいように感じます。
ですので、実際に左折していく小型車も多く見られます。ですが、分岐を左折して誘導されるエリアは本来、大型車用の駐車スペースであり、小型車がそのまま進んでいくとちょっとどこに停めてよいか分からないような空気の場所になってしまいます…
また、一度左折してしまうと、もう画像の青マルのエリアには進入できませんので最初の分岐が肝心です。
私は何度も失敗して、ようやく最近、進入してすぐ右側に寄って行けばいいことに気づきました・・・
青マルエリアは大型車とすれ違うこともなく、建物まで続く歩道も整備されていますので安心です。
談合坂SAの小型車エリアに駐車するには、進入して最初の分岐を右方向へ!
まとめ
東京方面に走る上り車線の談合坂サービスエリアは、来たる渋滞の準備を整えるべく(?)ちょっと立ち寄る場所、という使い方をしている人が多いかもしれません。
確かに、季節や時間帯によっては、ここでのんびりしているとみるみる渋滞が伸びていく・・・という恐怖を感じるサービスエリアであることは事実です。先を急ぐときは談合坂でマゴマゴしている場合ではありません。
しかしながら、手軽に甲府グルメを味わうことができたり、広大な芝生公園や遊歩道でのお散歩をすることができたりと、犬連れくるま旅をゆっくり楽しむというシーンで活用できるサービスエリアでもあると思います。
だから、もう泊まっちゃえ!ってなるのね。
車中泊の拠点として考えるときは、小型車用の駐車ゾーンに停めることと朝晩の冷え込みや日中との寒暖差対策が注意ポイントになると思います。
だーかーらー、寒い時はしゃもちゃんがくっついてあげるぞ!
犬連れで中央道を旅する際の参考になれば嬉しいです。
※上記は執筆時の情報です。詳しくは公式HP等を参照してください。