静岡県伊東市にある「愛犬の駅 伊豆高原」は、犬連れ旅を楽しむ人のための総合ドライブインとして、ドッグラン、ドッグカフェ、犬グッズの物販コーナーなどが充実しているお店です。
全天候型ドッグランの素晴らしさはもちろんのことドッグアメニティやドッグメニューも大充実している、まさに「ドッグフレンドリー」な空間。
今回は、愛犬の駅 伊豆高原さんをWan-vanlife目線でレポートします!
この記事はこんな人におすすめ
・伊豆・伊東エリアを犬連れで観光・お散歩したい
・伊東・伊豆高原エリアでペット可のレストランを探している
・愛犬の駅 伊豆高原のドッグランが気になる
・愛犬の駅 伊豆高原のカフェの雰囲気やドッグメニューを知りたい
・愛犬の駅 伊豆高原に立ち寄る際の注意ポイントを知りたい
愛犬の駅 伊豆高原の基本情報
愛犬の駅 伊豆高原は、伊豆半島の付け根である熱海エリアと突端の下田・南伊豆エリアのちょうど中間地点くらいに位置しています。たくさんの観光地や景勝地がある伊豆半島の中でも、伊豆高原エリアは「イヌ高原」と称されることもあるほど、犬連れOKの施設が集中するエリアです。その伊豆高原にあってドッグフレンドリーレベルがトップクラスの「愛犬の駅 伊豆高原」。
犬たちは広大なドッグランでリフレッシュすることができ、ヒトはマッサージチェアや足湯で休憩を楽しむことができます。エアコンの効いた店内で犬と一緒に食事できることや、ワンオペの犬連れで気兼ねなくお手洗いに行くことができすることも嬉しいポイントです。
お店の看板には「People only OK!」(ヒトだけのご利用も歓迎)の文字があります。
大の犬好きだけど犬連れではない、というお客さんなら見ているだけで楽しいかもしれませんが、基本的にはほとんどのお客様が犬連れでした。
鯉はとにかく、美味しいごはんがあったことと、快適温度の室内ドッグランがあったことが嬉しかった!
愛犬の駅 伊豆高原の基本情報
施設名 | 愛犬の駅 伊豆高原 |
住所 | 〒413-0232 静岡県伊東市八幡野1135-1 |
アクセス | 東京方面から:東名高速厚木ICより小田原厚木道路、国道135号(小田原・熱海)経由で約120分 名古屋方面から:東名高速道路沼津IC、または新東名高速道路長泉沼津ICより伊豆縦貫道自動車道、伊豆中央道 修善寺経由で約90分 伊豆急行・伊豆高原駅から徒歩10分(約600m) |
車の入れやすさ | 国道135号線沿いの分かりやすい場所です。 「城ヶ崎入り口交差点」すぐそば |
駐車場 | 店舗前40台 満車時は第2Pあり |
営業時間 | 【カフェ】10:00~16:30(LO16:00) 【ショップ・ドッグラン】10:00~18:00 ※ドッグランの最終受付17:30 |
ドッグラン | あり 利用料:犬 ¥900/頭・日、ヒト¥350/人・日 ※複数頭数割引あり 野外ラン:広大な1面のフィールド。その一部を小型犬エリアとして区切っている仕様。 室内ラン:1面(体重20kg未満の犬のみ利用可能) |
ドッグラン環境 | 野外ラン:土・草地(天然芝)・ウッドチップ・人工芝。エリアによって地面が異なる仕様。 室内ラン:クッションフロア |
ドッグメニュー | あり |
犬の利用 | 店内利用可。全施設犬連れOK。 |
座席数 | 60席 |
近隣散歩道 緑道 | ラン以外にお散歩できる散策道はありません。 |
その他 | ドッグスキャンセラピーや陶芸体験コーナーもあります。 |
愛犬の駅 伊豆高原の野外ドッグラン
愛犬の駅 伊豆高原の野外ドッグランは、約1,500平米の広大な敷地に、イヌリンピック公認の50m走コースやアジリティなどが設置してあるフィールドとなっています。遊具のアップダウンがあるほか、フィールドそのものもゆるやかな丘陵があり、日陰になる樹木や建物、ベンチが点在していて、とっても良い雰囲気です。
足元の環境として、土・天然芝・人工芝・ウッドチップといろいろな素材で整地されているのが珍しく、犬たちの好みやお天気の状況などで、遊びやすさや楽しみがある印象です。
雨上がりなんかは、ウッドチップが水はけがよくていいかもしれないね!
夏なら芝より土の方が暑くないかも。
いろいろな感触の足場があって面白かったぞ!
愛犬の駅 伊豆高原のメインフィールドを画像でチェック
野外ドッグランの入口はカフェ棟から続く一カ所のみで、小型犬エリアはメインフィールドの一部を区切られたスペースとして独立しています。
小型犬エリアは、人工芝のフィールドでメインフィールドに比べるとかなりコンパクトなサイズです。走り回って大騒ぎするほどのスペースはありませんが、小型犬が安全にちょっとリフレッシュするには十分な大きさという印象でした。
愛犬の駅 伊豆高原の小型犬エリア
上記画像の小型犬エリアの他、「超小型犬エリア」というフィールドもあったのですが、こちらはさらに小さく区切られたスペースでしたのでちょっと物足りなく感じるかもしれません。
注意ポイントとして、小型犬エリアは人工芝で日陰となる構造物も少ない場所でしたので、天候によっては室内ラン(後述)を利用させてもらうほうがいいかなと思いました。
私が利用したときは平日でしたので、小型犬がメインフィールドで遊んでも大丈夫な雰囲気でした。が、混雑時はみんな安全に気持ち良く、大型犬の子が遠慮なく遊べるように、小型犬エリアや室内を活用したほうが良さそうです。
広いランを野外爆走するなら平日だぞ!
愛犬の駅 伊豆高原の室内ドッグラン
続いて室内ランのレポートです。
室内ランは当然のことながら冷暖房完備・全天候型で、季節や天気を気にすることなくのびのび遊ぶことができます。
野外ランがとても広くて設備も充実しているので、室内ランは一見すると地味な雰囲気ですが、いえいえ室内のスペースもとっても広く確保されています!
フィールドの奥にはヒト用のマッサージチェアもあって、快適に楽しむことができます。
愛犬の駅 伊豆高原の室内ドッグランを画像でチェック
注意ポイントとして、この室内ドッグランは体重20㎏未満の子までが利用できるルールとなっており、必然的に、小型犬・中型犬限定のフィールドとなります。
鯉はメインフィールドのウッドチップはちょっと歩きにくかったし、暑いのも寒いのも苦手だから、断然、室内の方が快適だったわ♪
愛犬の駅 伊豆高原のカフェメニューとドッグメニュー
愛犬の駅 伊豆高原には、野外ドッグランを一望できる素敵なカフェレストランが併設されています。カフェだけ利用することもできますので、ドッグランでゆっくり遊ぶ時間はないけれど、エアコンの効いた店内で犬と一緒に一服したいという時にも便利です。
店内犬連れOKのレストラン。席数は約60席
ヒトの食事メニューは、スープカレーやピザ、サンドイッチなど。そのほかドリンクメニューやデザート系が充実しています。
ヒト用のごはんは正直ちょっと割高な印象がありますが、観光地+犬連れでのんびり食べられる環境へのサービス料ということで、美味しくいただいて納得できる範囲でした!
特筆すべきはドッグメニューの充実度。好きなお惣菜を3つ選んで欲しいg数で盛り合わせてくれるサービスがあります。
我が家は、一番小さい650円の3種盛りプレート「豚肉のパテ・ミートボールのトマト煮・金目鯛とトマトのリゾット」を選んでいただきました!
自分のカレー2,000円超えはちょっと贅沢な値段だなーって思いましたが、ドッグメニューがこのくらいの量で、3つ選べて650円はなんだかお得な気がしました!金目鯛もちゃんと入ってたし!
しゃもちゃんは、きんめだい、はじめて食べたぞ!
充実のアメニティと設備をチェック
愛犬の駅 伊豆高原を運営している会社は、リゾートホテルやカラオケ、ウェディング事業などを展開する株式会社ニュートンです。グループ事業の中には犬と泊まれるリゾートホテルもあり、愛犬の駅にはそのノウハウやホスピタリティが活かされています。
愛犬の駅に到着するや、まず目に飛び込んでくるのは「犬専用トイレ」。
男女に分かれたスペースで、用を足した後は水洗で流せるようになっています。
ただのトイレですが、なんだかアトラクションみたいで楽しいです!
ですが、季節や時間によっては、ちょっと匂いが気になるかも…
また、店内のいろいろな場所に、トイレシーツ、ウェットティッシュ、タオル、ウンチ袋、マナーウェアなどのアメニティコーナーがあり、自由に使えるようになっています。
さらに、ワンオペの犬連れ旅で嬉しい設備として、ヒトのお手洗いに併設して「犬の待合スペース」が用意されていたりもします。ヒトがトイレに行っている間、犬だけを待たせておくことができる一時的なゲージスペースです。
トイレ待合スペース
ゲート付きの個室スペースにリードフックが設置されています。
このように、館内全体として「犬目線」や「犬連れ目線」のサービスがあり、楽しい気分で過ごすことができます。裏を返せば、こんなにマナーウェアや足ふきシートを用意してくれているので、やっぱりドッグランや館内のサービスを利用する際には、マナーパンツを着用してべく汚さないように利用したいと思いました!
そのほか、予約制のサービスとしてうちの子の肉球を型押しできる陶芸体験のコーナーや、うちの子の健康チェックと未病予防に役立つドッグスキャンセラピーのコーナーもあります。
おもちゃやオヤツ、アパレルの販売コーナーもありますし、なんだかんだと楽しんでいたらあっという間に時間が過ぎていく施設です!
物販コーナーも充実!
愛犬の駅 伊豆高原 利用の注意ポイント
お楽しみ満載の愛犬の駅 伊豆高原ですが、実際に利用してみて注意ポイントだなと感じたこともあります。
まず、駐車場40台+店内座席60席。この規模はドッグカフェとしては十分に大型なのですが、繁忙期の伊豆の混雑を取り回すには足りないのではないかなぁという印象です。
施設の特徴として、道の駅のように入退場が回転する感じはなく、みなさんある程度時間をかけて楽しむ感じがありますので、一度満車や混雑になってしまうと、利用するのが難しくなるかもしれません。
次に、ドッグランについて。
メインフィールドの野外ドッグランは、基本的に大きな全犬種用が1フィールド、その中の一部エリアを小型犬用として仕切っている、という仕様です。そしてその小型犬エリアは活発な子が走り回れるほどのスペースは確保されていません。
結果的に小型犬の子も大型犬の子もメインフィールドで一緒に遊ぶというシーンが起きやすく、混雑時にはお互いの配慮が必要な感じがしました。また、全天候型の室内ランは体重20㎏未満の子しか遊べないことも注意ポイントです。
最後に、カフェレストランについては、人間用のフードメニューがちょっとお高めなことと、店内の構造として座席に段差が多くペットカートの取り回しが難しいことが注意ポイントです。
店内の段差は、なるべくどの位置からでも窓からの景色を眺められるように、あるいは犬たちの目線が合わないようにという配慮もあるかもしれません。そういうわけで、座ってしまえば快適なのですが、座席につくまではスペースや導線の確保に注意が必要です。
段差が難しいときは、スタッフさんが手伝ってくれる呼び出しボタンがあります!
・伊豆エリア全体に言えること:混雑や渋滞を念頭にスケジュール調整を!
・野外の小型犬エリアはあまり広くない。
・野外のメインドッグランにいろいろな体格の犬が混在しやすい構造。お互い配慮が必要。
(大型犬の子が遊びやすいように、小型犬は室内や小型犬エリアを使う方がよいかも)
・室内ランは体重20㎏未満の子まで
・カフェのヒト用メニューはちょっとお高め
・カフェや店内には段差があり、一部ペットカートの取り回しが難しい
まとめ
以上、愛犬の駅 伊豆高原のレポートでした。
伊豆高原は全体としてドッグフレンドリーなエリアですが、そうはいってもやっぱりレストランで利用できるのはテラス席だけだったり、ヒトがトイレに行くときはワンオペでは難しかったり、犬連れ旅でいろいろ制約があるのが当たり前です。
その点、この「愛犬の駅 伊豆高原」は、全てが犬連れOK!
ドッグランは広くて清潔で雰囲気がとても良いですし、そのドッグランを眺めるレストランカフェの雰囲気やドッグメニュー・ドッグアメニティの充実具合たるや、楽しい気持ちで犬連れ旅を満喫できる仕掛けが満載です。
お目当ての観光地やホテルにプラスαで、また立ち寄りたい施設です!
伊豆・伊東エリアをドライブする際の参考になれば嬉しいです。
※上記は執筆時の情報です。詳しくは公式HPを参照してください。