シーバスは横浜駅東口(横浜ベイクォーター)とみなとみらいエリア、赤レンガ倉庫を結ぶ水上バスです。横浜の街並みを海から眺める抜群の景色に加えて、陸上の交通機関では意外とアクセスしにくい横浜の湾岸エリアにピタリと着けてくれる利便性もあり、とてもおすすめの乗り物です。
犬連れでは、顔まで隠れるフルクローズのキャリーバッグやペットカートで乗船することができます。
今回は、横浜の海上交通「シーバス(SEA BASS)の船内の様子や犬連れ利用する際の注意ポイントをWan-Vanlife 目線でレポートします!
この記事はこんな人におすすめ
・横浜駅から湾岸エリアに犬連れで出かけたい
・横浜シーバスを犬連れで利用してみたい
・横浜シーバスに犬連れで行くときの注意ポイントが気になる
・横浜シーバスの混雑状況や予約について知りたい
・横浜シーバスに乗る時の駐車場について知りたい
横浜シーバスの基本情報とBUSではなくBASSな理由
シーバスの航路は、横浜駅付近を流れる帷子川(かたびらがわ)の河口と横浜港内の湾岸エリアです。このことから横浜シーバスは、海淡水と海水を自由に行き来する魚のスズキ=SEA BASS にちなんで、四角い乗り物のバス「SEA BUS」ではなく「SEA BASS」と名付けられたそうです。
私自身が「横浜の海のバス(公共交通)、それがシーバス」と思っていたので、まさか魚のスズキさんと引っ掛けているとは意外でした。
しゃもちゃんにはややこしすぎるぞ・・・
では、そのシーバスの基本情報はというと・・・
横浜シーバスの基本情報
施設名 | 横浜海上交通 シーバス(YOKOHAMA SEA BASS) |
乗船場所 | 横浜駅東口ベイクオーター前 ハンマーヘッド前 赤レンガ倉庫前 山下公園桟橋(現在修繕工事中で利用不可) |
乗船運賃 | 500円~1,000円(乗船距離による) 小学生はこども料金で半額 犬は無料! 例)横浜駅から赤レンガ倉庫:800円 |
運行時間 | AM10:00台~PM18:00台 1時間に1~2本程度 平日・土日により運行時間が異なります。 また利用状況や天候などにより、予告なく運休することがあります。 |
予約可否 | 不可(15名以上の団体の場合予約可) 予約なしでほぼ乗船できます |
犬連れ可否 | フルクローズのキャリーバッグやペットカートで乗船可 |
駐車場 | 【横浜駅側】 ◆ベイクオーター駐車場:730台 340円/30分・最大料金なし・買い物割引サービスあり 【赤レンガ倉庫側】 ◆ハンマーヘッド第2・第3駐車場:350台 平日30分280円・休日30分330円・買い物割引サービスあり ◆赤レンガ倉庫駐車場 第1・第2駐車場:179台 最初の1時間500円 以後250円/30分・買い物割引サービスあり ※詳細後述 |
その他 | 山下公園桟橋は2024年7月現在 修繕工事中で利用不可となっています |
シーバスの乗船場所と運行経路
シーバスに予約は不要 乗り場を画像でチェック
みなとヨコハマを気楽な料金でクルージングできるシーバス。さぞや人気で予約必須かと思いきや、実のところ・・・余裕で乗ることができる乗り物です。というより、予約は基本受け付けていません(団体のみ予約可)。
シーバスには何種類かの船舶があり、その船舶モデルによって乗船定員が異なります。ですが、いずれも満席で100名以上(120~160名)のキャパシティを有しており、時刻通りに乗り場に居さえすればまず乗れないということありません。
小さい船かと思っていたけど、けっこう乗れるのね!
とはいえ、せっかく乗るなら窓側の席を確保したい!とかデッキ部分の席を確保したい!となれば、発船15分くらい前から乗り場に並んでおくと良いかもしれません。
シーバス乗り場の様子
\スクロールで画像チェック/
もちろん、大きなイベントがある時やGWなどの特別な期間は満席になることもあるかもしれません。普通の土日や3連休くらいならほとんど問題ありません。
注意ポイントとして予約できないがゆえにチケットを事前に入手できない、という側面があり、この点については後述します。
・シーバス乗船に予約は不要
・チケットは各乗り場のカウンターやテントで購入する
・希望の座席がある場合は発船10⁻15分くらい前から並んでおくと良い
・チケットの事前購入ができない(注意ポイントで後述)
シーバス船内の様子を画像でチェック
続いてシーバスの船内の様子です!
船舶モデルによってそれぞれ異なる部分もありますが、空調完備の「客室席」と外の空気を楽しむことができる「デッキ席」があります。
シーバス乗り場の様子
\スクロールで画像チェック/
客室席は、水面に近い低い目線から横浜港の景色を眺めることができます。船内とはいえ窓がとても大きいので解放感も十分。なにより空調完備ですので暑い時も寒い時も快適に楽しむことができるのが良いところです。
一方のデッキ席は、潮風を浴びながらクルージングできるのが醍醐味です。季節によっては、直射日光や風が過酷なシーンもあるかもしれませんが、「船に乗っている!」感じを存分に味わうことができます。また、窓のガラスの映り込みを気にすることなく記念撮影したいときにもデッキ席がおすすめです。
座る場所(左右)で見える景色が異なります。
それについては次の段落で!
シーバスから見える絶景を画像でチェック
シーバス乗船の最大のおすすめポイントは、海から眺める横浜湾岸エリアの景色です。
シーバスから見える景色
\スクロールで画像チェック/
注意ポイントとしては、湾岸エリアの景色を楽しみたいなら、進行方向の「内側・陸側」の席に座りたいというところです。
街の景色じゃなくて、ベイブリッジや海の眺めを楽しみたいなら逆側がおすすめなのよ!
シーバスを利用するときの注意ポイント
横浜シーバスの注意ポイントはまず第一に、天候や乗船状況によって予告なく運休となる便が発生することです。
当日乗り場に張り紙が出ていたり、公式ページの「運行状況欄」に情報UPされていたりしますので、しっかり予定を決めて観光したい時には注意が必要かもしれません。
また、予約不要というお気楽さと表裏の注意ポイントもあります。
それは、チケット購入が「その乗り場での次の船」に限られていることです。例えば、朝10:00に横浜駅で帰り便の「15:00赤レンガ発」のチケットを買っておこう、ということはできないのです。
15時台の赤レンガ発の船に乗りたい場合は、赤レンガ倉庫の乗船チケット売り場で、14:00台の船が発船した後に買い求めなければなりません。
続・しゃもちゃんにはややこしすぎるぞ・・・
ややこしいというか、シンプル過ぎるというか。
乗りたい場所で、次の発船のチケットしか買えないという仕組みなのよ。
乗り場が違う船のチケットは買えない、先の時間のチケットも買えない、というわけ。
インターネットでの事前チケット販売サイトもありますが、このサイトでも時間指定はできません。事前にWEBでチケットを買っていても、チケットを引き換えする現地で乗船時間や乗船場所を決定する必要があり、その点では当日チケットを買うのと全く同じ扱いです。
正直なところ、この点についてはWEB予約やWEB決済で乗りたい船の時間指定まで完了させてくれる予約サービスがあれば、もっと便利に使えるのになぁと思います。
予約できないのも一長一短ですね。。。
WEB予約できるようになりますように!
続いて、犬連れでの注意ポイントです。
基本的にはフルクローズで乗船というルールだけで、犬の乗車運賃もかかりません!
一点だけ、ペットカートで乗船する場合は、客室席(船内席)ではなくデッキ席を利用する必要があるようです。なぜなら、ヒトの赤ちゃんの場合、客室席の外にベビーカート置き場があり、船内にはカートを持ち込まずに通路を確保している様子でした。
となると、ペットはペットカートから出して船内に入るわけにいきませんので、必然的にカート利用の場合はデッキ席に限られるのかなと思います。
キャリーバッグであれば、船内利用もOKです!
シーバス利用の注意ポイント
・チケットは、乗船したい場所の売り場で次回の運行船の分しか買えない仕組み
・ペットカートで乗船するとデッキ席利用のみに限られる
シーバスに車でアクセスする際の駐車場問題について
普段、車で移動するくるま族にとって、シーバスのような乗り物は魅力的である反面、片道切符というわけにいかず車を停めた場所に戻って来なければならない問題があります。
では、横浜駅側と赤レンガ側、どちらに車を停めておくのが得策か。
実際のところは、横浜駅周辺も赤レンガ倉庫周辺も横浜の中では最高レベルの高価格駐車場代エリアであり、特に土日・祝日であればどちらに停めてもまあまあの出費を覚悟する必要があります。
ベイクオーター駐車場
赤レンガ倉庫駐車場
この2つの駐車場の比較では、赤レンガ倉庫に停めるほうが割安で収まる可能性が高い印象です。30分あたりの料金が100円近く割安ですので、滞在時間が長ければ長いほど差が出てくると思います。
ベイクオーター駐車場は買い物をすればするほど無料駐車時間が延びるシステムが魅力ではありますが、もし犬連れであれば爆買いモードになりにくいうえに、買い物割引率が高いそごう横浜店には犬連れでは入れません。
ただし、赤レンガ倉庫の駐車場は人気エリアのわりに176台と台数が限られており、なかなか競争率が高いのが現状です。もし赤レンガに停められなければ、周辺のハンマーヘッド駐車場やマリン&ウォーク駐車場は、横浜駅(ベイクオーター)と同じような価格帯の駐車場となってしまいます。
というわけで、どちらがおすすめという結論は難しいのですが、ランチしたい場所(3,000円消費で駐車場割引獲得)や、滞在時間の予定、買い物の予定などで、どちら側を起点にするか判断すると良いかもしれません。
・駐車場代が割安なのは赤レンガ倉庫側
・ベイクオーター側は駐車台数が多く、買い物割引が充実
個人的には、なんとなく横浜駅を起点にしてしまいます。
そして駐車場代にびっくりします。
まとめ
以上、横浜シーバスのおすすめポイントや注意点でした!
15分ばかりのちょっとした海上散歩は、車窓から眺める横浜とはまた違った新鮮さと楽しさがあります。
シーバスに犬連れで乗船するときは、船内で頭を出したり抱っこしたりしてクルーズを楽しむことはできませんが、発着先はいずれもドッグフレンドリーなエリアです。
ベイクオーター、ハンマーヘッド、マリン&ウォーク、赤レンガ倉庫、山下公園、どのエリアもお散歩が楽しいしお友達もたくさんいるぞ!
雰囲気のいいカフェやレストランも多いしね!
乗り物好きにはおすすめのシーバス乗船、横浜で犬連れレジャーを楽しむ際の参考になれば嬉しいです。
※上記は執筆時の情報です。詳しくは公式HPを参照してください。