富士芦ノ湖パノラマパークは、西武・プリンスグループが運営する「箱根園」複合リゾート施設の一画にある公園施設です。
芦ノ湖を眼下に望む絶景広場とドッグラン、天気の良い日は富士山も見える広々とした空間なのですが、「原っぱ以外に何もない」という要注意な側面があります。
今回は、「富士芦ノ湖パノラマパーク」をWan-vanlife目線でレポートします!
この記事はこんな人におすすめ
・箱根・芦ノ湖エリアを犬連れで観光・お散歩したい
・箱根でドッグランがある場所を探している
・箱根でゆっくりピクニックしたい
・富士芦ノ湖パノラマパークの雰囲気や設備が気になる
・富士芦ノ湖パノラマパークの注意ポイントが気になる
箱根にあるもうひとつのドッグラン「大観山ドッグラン」が気になるときはこちら
富士芦ノ湖パノラマパークの基本情報
西武・プリンスグループが運営する「箱根園」は、芦ノ湖の右岸(東京側)に広がる複合リゾート施設です。
箱根園には、日帰り温泉施設、ホテル、ゴルフ場、水族館、遊覧船、箱根元宮に続くロープウェイなど、さまざまなコンテンツが揃っています。「富士芦ノ湖パノラマパーク」は箱根園のメインエリアからは少し離れた場所に独立してある公園で、80,000平方メートルの広大な敷地をもつ施設です。
箱根園は、全体的に、昔ながらの西武・プリンスさんっぽいちょっとバブル感のあるエリアです。
龍宮殿の日帰り温泉は景色が良くておすすめです!
パノラマパークは21番付近
富士芦ノ湖パノラマパークの基本情報
施設名 | 富士芦ノ湖パノラマパーク |
住所 | 〒250-0522 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根139 |
アクセス | 厚木I.C.から小田原厚木道路経由で55km (平常時1時間10分) 東名高速道路御殿場I.C.から乙女峠、湖尻経由で22km (平常時40分) |
車の入れやすさ | 周辺の道路は整備されています。 パーク入口は見過ごすくらいの感じです。 |
駐車場 | 100台程度? 駐車場代そのものは無料。 駐車場に入る前に入園料が必要です。 |
入園料 | おとな ¥600 / こども ¥400 / 犬 ¥500 |
営業時間 | 営業時間:9:00A.M.〜5:00P.M. ※悪天候時等はクローズの場合あり |
ドッグラン | あり |
ドッグラン環境 | 全犬種・小型犬の体格別2面の野外ラン 土・草地。傾斜のある平面フィールド。 |
ドッグカフェ | なし |
犬の利用 散歩道・緑道 | 園内は全て散歩可能 散歩道はなく、斜面に広大な草地が広がる環境 |
その他 | トイレは山の下にしかありません。 公園からトイレに徒歩でアクセスできません。 園内に売店や水道設備はなく、駐車場に自販機が一台あるのみ。 |
遊歩道があるわけじゃないから、ペットカートは無理っぽいわ。
ほんとに何にもないんだぞ!
トイレもないっていう、なかなか大胆な場所だわよね。
なお、富士芦ノ湖パノラマパークを利用すると、他の箱根園の施設が割引になるクーポンをもらえます。水族館やロープウェイはフルクローズできるキャリーに入れていれば犬連れで利用できる施設です。
富士芦ノ湖パノラマパークの全体像を画像でチェック
さて、「何もない」富士芦ノ湖パノラマパーク。どのくらい何もないのか画像でチェックしてみましょう。
何もない様子① 斜面の下から
何もない様子② 斜面の上から
何もなくても、天気が良ければ芦ノ湖と富士山がみえます!
富士芦ノ湖パノラマパークから見える富士山
人工的な設備は、後述するドッグランと駐車場にぽつんと置かれた自販機だけです。
ガラガラの駐車場に自販機が一台w
ちなみに、この写真を撮影したのは、9月の3連休初日、AM10:00頃です。
初日の午前中とはいえ、連休の箱根でこんな貸し切り状態の施設は他にないのではないでしょうか…
水族館とかロープウェイ乗り場があるあたりは、けっこう混雑していたのにね。
富士芦ノ湖パノラマパークのドッグランをチェック
富士芦ノ湖パノラマパークには、広大な敷地の一角をフェンスで囲んだ2面のドッグランがあります。フェンスや二重扉もしっかりとしており、安心してリードを放すことができます。
写真の右端に写り込んだ四角いフェンスがドッグランです
ドッグランを含めた広場全体は芦ノ湖方面に向かって傾斜になっています。坂道も含め、体力が有り余っている子は爽快な景色の中で楽しく遊べると思います!
一方、十分に広いフィールドにもかかわらず、何しろ周りのスペースが広大ので、なんとなく小さな囲いに見えてしまうのが惜しいところです。
貸切ィヤッホーーだったぞ!!
・広場そのものが広いので、ドッグランの囲いが狭く感じてしまうかも
・空いているのが良いのか悪いのか(不安になるかも)
・犬の個性によってはロングリードなどで公園全体を楽しむほうが良い可能性も
こちらは利用料100円です
注意ポイント:この何もない空間、どう楽しむ?
富士芦ノ湖パノラマパーク、確かに名前に偽りなく、富士山と芦ノ湖のパノラマが望めるパークです。
しかし、いわゆる観光地の「パーク」をイメージして出かけると、そこには売店もカフェも遊具も、なんとトイレさえもない空間が広がっているわけで、ちょっと途方に暮れる気持ちになるかもしれません。
無料の公園ならいざ知らず、いちおう、一人600円、犬も500円の入場料が必要な施設ですしね・・・
この眺望があれば、最近はやりの「〇〇テラス」的なウッドデッキやソファ席、ビジュアル重視のドリンクなんかがありそうな気がしちゃうわよね。
ですが、そうした設備がないからこそ、連休中にもかかわらず悠々自適な時間を過ごせる「超穴場」スポットになっているという側面もあります。
幸い駐車場から芝生エリアまでの道のりは遠くないので、景色の良い何もない空間を楽しむ前提で、がっつりピクニックの装備品を持ち込むのが良いかもしれません。
簡易ベンチを広げて休憩
とても贅沢な時間です!
園内は、たき火やキャンプはできないルールですので、「本格的なデイキャン」というわけにはいきません。
しかし、ピクニックはOKですので、日よけがてら小型のテント(シェード)を張ったり、レジャーシートにテーブルセットやお気に入りのキャンプチェアを広げたりするのはアリなわけです。
箱根にもかかわらず、喧騒を離れ、眼下に海賊船を眺めながら、自前でコーヒーを沸かして飲んだり、おやつやカップラーメンを食べたり、犬と一緒にゴロゴロして・・・余計なお金も使わずのんびりする。
これはこれで贅沢な時間の使い方かもしれません。
ピクニックの注意ポイントとしては、傾斜地が多いのでなかなか水平な場所でのんびりできないこと、草地に「鹿のウンチ」が落ちていること、日よけになる木陰がほとんどないこと、天気よって風が強そうなこと、トイレが遠いこと、などがあります。
それも含めて、キャンプ好きの方々であれば、「さあ、この立地・条件をどうするか」という萌えポイントになりそうな気もします。
逆に、シティ派の方々にとっては滞在時間20分で持て余しそうな印象です。犬と散策が目的なら、芦ノ湖畔や仙石原で十分かもしれませんし、ドッグランを利用したいのであれば大観山に100円で利用できて売店もあるドッグランがあります。
【ピクニックの注意ポイント】
・焚き火・キャンプはNG
・傾斜地が多く水平な場所が少ない
・草地に「鹿のウンチ」が落ちている
・日よけになる木陰がほとんどない
・天気よって風が強そう
・トイレが遠いこと
まとめ
以上、富士芦ノ湖パノラマパークのレポートでした!
この場所を楽しむなら、それなりのレジャー装備(準備)や何もないことに対する心構えが必要だと思います。
正直なところ、無装備でワンタッチするには、ちょっと入場料が高すぎる気もしますし暇を持て余してしまいそうです。
一方で、お気に入りのピクニック道具や自前のコーヒー、読みかけの本や美味しい軽食があれば、絶景の中、犬と一緒にとても贅沢な時間を過ごすことができそうです。
箱根で主要な観光をスキップしてのんびり過ごしてみたい!という時には、こんな穴場はないと思います。
・公園には売店もカフェも遊具も、トイレさえもない
・焚き火・キャンプはNG
・傾斜地が多く水平な場所が少ない
・メイン広場が広すぎてドッグランが手狭に感じる
今回はしゃもちゃんが下見に行ってくれたけど、のんびりピクニックするってことなら鯉も行けそうだなー!
箱根エリアを訪問する際の参考になれば嬉しいです。
※上記は執筆時の情報です。詳しくは公式HPを参照してください。