車中泊好きの我が家ですが、そうしばしば遠征できるわけもなく、「しかし今日は天気がいいな!」となれば近所の公園に犬連れ散歩、ピクニックということがあります。
そんなとき、自分たちも犬たちも快適に過ごせる日よけ的なアイテムが欲しいなーと思っていて、DODさんのワンタッチテントを導入しました!
この記事では、「DODワンタッチテント」の使い勝手について、実際に使ってみて便利なポイントと注意ポイントをWANVAN-LIFE目線でレビューします。
ワンタッチってどれくらいワンタッチなのかもレポートします!
鯉さんが寝ているベッドはこちら
DODワンタッチテントの基本情報
DOD(ディーオーディー)は、うさぎのロゴが目印のキャンプブランド。ひとひねり効いたアイテムやデザインがユニークなメーカーさんです。
「ワンタッチテント」とひと口に言ってもたくさんの市販品があり、どれにしようかとても悩みました。Amazonのお気に入りリストがワンタッチテントだらけになったくらいには。
最終的にDODさんのテントに決めた理由は、、、
かわいいから。
はい。それがほとんど全ての理由です。
個人的に可愛いと思ったポイントは、以下のような点です。
もちろん、サイズ感、設営・折りたたみのしやすさ、生地の機能性(遮光や防水)など、いろいろ考えましたが、最終的には「立ち上げるときにテンションがあがり、荷物になっても持っていきたくなるもの」という観点で可愛さ重視となりました。
スペックは以下のような感じで「二人用」となっています。
組立サイズ(外寸) | (約)W230×D150×H117cm |
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インナーサイズ | (約)W225×D145×H105cm |
収納サイズ | (約)W70×D19×H19cm |
総重量 | (約)3kg |
収容可能人数 | 大人2名 |
材質 | トップ:66Dポリエステル フロア:ポリエチレン ポール:グラスファイバー |
最低耐水圧 | 1500mm |
付属品 | トップシート、ペグ、ロープ、キャリーバッグ |
中の感じはステップワゴンを車中泊仕様で展開するときと同じような広さかなー。デコボコしていないから歩きやすい!
たしかに。
ステップワゴンは、ダブルサイズのトッパーを敷いて、足元が40㎝くらいあまるから、ちょうど140×230㎝くらいの床面になるね。
高さはステップワゴンのほうが四角いぶんちょっと広いかも!
DODワンタッチテントの様子を画像でチェック
可愛いだけではない(?!)、ワンタッチテントの様子と、体重約3.5㎏のトイプードルが入った時のサイズ感などを画像でチェックしてみるとこんな感じです。
スクロールで画像チェック
床面はちょうどダブルベッドサイズ、という感じなので、大人二人と小型犬2頭で使えなくはないですが、それだと正味「寝るだけ」というサイズ感です。
大人一人と犬、であれば、大の字で寝ることはもちろん、ちょっとコーヒーを沸かしたり座って本を読んだり、ゆったりと使える感じです!
しゃもちゃんは全員密着しているのが好きだから狭いのは歓迎だぞ!
大きさ比較? ペットカートはこちら
素人が組み立てて、どのくらいの「ワンタッチ」なのか動画でチェック
DODのワンタッチテントは、いわゆる「折りたたみ傘」の巨大版のような構造で立ち上がる仕組みです。
骨組みとテント幕は最初から一体となっており、骨組みについた引き紐をひっぱると、傘をさすようにテントを張ることができます。また、撤収も、巨大な傘を畳むようにパタンととじて、くるくると巻いていくスタイルです。
公式のご案内ではこんな感じ
実際に、アラフィフ・キャンプ素人の筆者が組み立ててみた様子が以下の動画です!
携帯では全画面で見るとフルサイズです!
ノーカットの倍速で1分ですので、実際には2分程度かかっています。途中、紐をひきあげるところでモタモタしています。筆者は身長が170㎝近くある長身なのですが、「紐を引き上げるだけ」の動作にけっこうモタモタしました。
引き上げる角度が分かっていて、引き上げる力も強い男性だと、このモタモタがないので、倍速なしで1分もあれば十分組み立てられます。
続いて撤収の様子です。
テントを「ぺちゃん」とつぶすまでは、本当に一瞬です。その後、収納袋に収まるサイズにたたむのにモタモタし、倍速2分、実際には4分程度かかっています。
といっても、モタモタ含めて、テントの設営が2分、撤収・収納が4分というのは我ながらミラクルな速さだと思います!
ほんとに簡単そうだったぞ!
DODワンタッチテントの注意ポイント
とっても便利で可愛いDODワンタッチテントですが、用途によっては注意した方がいいポイントもあるかもしれません。
・紫外線カットはいまいち
・暑さ・寒さ対策は必須
・シーンによって追加の備品が必要
ペグ(付属品より丈夫なもの)
グランドシート(底面を湿気や傷から守るもの)
レジャーシートやマット
まず、紫外線と暑さ・寒さ対策について。DODワンタッチテントのテント幕部分には遮光性能はなく、壁や天井も2重構造にはなっていません。天井の換気口をふさぐトップシートはありますが、この機能は換気と防水だけとなっています。
実際に真夏の直射日光があたるような環境下では、直射未満ではありますが、日陰以上のジリジリ感を覚悟しなければという雰囲気です。逆もまた叱りで、寒い場合も、風こそ避けるが気温は外と同じ、という状況になると思います。
この公園では「木陰」を確保できましたが、ご覧の通りテントの生地はだいぶ薄手です
真夏の家のベランダで開いたときは、床もテント内も灼熱でえらいこっちゃだったぞ!
いやほんとに。
薄膜での日除けにはなるけれど、最近の日傘のような高性能のUVカット機能や遮熱機能はないことが良く分かりました…。
もちろん、そのぶん、全体の構造が分かりやすく、重量が軽く、設営や撤収が超かんたん、というメリットがあります。
ですが、多少複雑になっても「設営後の遮光性や断熱性能を重視したい!」ということであれば同価格帯で、そちらの機能が優れたメーカーさんのモデルもあります。
次に備品についての注意ポイントです。
ワンタッチテントには、付属品として収納袋、簡易的な固定器具(ペグとロープ)がついています。基本的にはそのほかにマストで必要な備品はないのですが、快適に使うならテント内に敷くマットやシートがあると良いですし、大事に使いたい場合はテントの下に敷くグランドシートも欲しいところです。
まずはおうちにあるもので、過ごしてみると良いかもですね!
私的にはヨガマットを敷くのがヒットでした!
グランドシートは普通にレジャーシートや雨除けのカバーシートとして使えるし、可愛いし、便利みたいよ。
遮光や断熱重視なら、他のテントをおすすめします!
まとめ
機能性やサイズなど、さんざん悩んで、最終的にはビジュアル重視で購入したDODワンタッチテント。
買ってみると、正方形ではなく長方形のフォルムであるために、ワンタッチ組み立て時の紐を引き上げやすい気がすることや、D型の出入口が内部のほどよいクローズ感と出入りしやすさ・通気性を兼ね備えた絶妙の大きさであることなど、機能面でも嬉しいポイントがありました。
また、オートキャンプ場で使用しているオガワのカーサイドシェルターと比べても、設営の手間は格段に簡単で、ほんとうにひとりでパッと立ち上げることができます。
カーサイドシェルターも簡単気楽なものなんですが、それでもポールをつないで布に通したり、角度を調整したり、なんやかんやあります。
あれはあれで「雰囲気が出る」ので気に入っているのですが。
結局「雰囲気」が大事なのね。
雰囲気とワンタッチはオカンの好物だぞ!
一方で、(知ってて買ったのですが)遮熱性や遮光性は乏しく、夏場は木陰への設置を模索してしまうので、はたして「日除け」目的や、本気の野外テントとして十分に機能するのどうかは謎なところです。
とはいえ、我が家のように、木陰でのピクニック、基本は車中泊、オートキャンプ場で荷物置きに使いたい、季節の良いシーズンは車中とテント、自由に選んで広々使いたいというシーンでは、大活躍のツールです!
・遮熱、断熱、UVカットを重視するなら別商品を。
・前室(玄関)やダブルウォール、タープ使いなどの機能はない。
・サイズはちょうどダブルベッドぐらい。二人用だが大人二人ではやや窮屈かも。
ワンタッチテントが気になる際の参考になれば嬉しいです。
※上記は執筆時の情報です。詳しくは公式HPを参照してください。
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