千葉県にある九十九里ハーブガーデンは、その名の通りハーブ畑やハーブを使った食事を楽しむことができる観光農園で、小さなオートキャンプ場を併設している施設です。

DODのひとり用ワンタッチテントがとっても気に入ったキャンプ素人の私が、どこかソロキャンプできるところはないかと思い立ち、文字通り「気楽に」出かけたハーブガーデン。
真冬だったので、ハーブガーデンのハーブガーデンらしい美しさは味わえなかったのですが、犬連れのワンオペでも利用しやすく、犬とテントの中でまったりしただけでとても素敵な時間を過ごすことができました。

スタッフさんがとっても優しくて、快適だったのよ!
今回は、九十九里ハーブガーデンオートキャンプ場の設備や雰囲気、ありがたかったことや注意ポイントなどをレポートします!
この記事はこんな人におすすめ
・ペットと泊まれるオートキャンプ場を探している
・車中泊できるキャンプ場を探している
・九十九里ハーブガーデンの設備やサイトの様子が気になる
・真冬の九十九里ハーブガーデンの雰囲気が気になる
・九十九里ハーブガーデンのドッグランが気になる
・九十九里ハーブガーデンを利用するときの注意点が気になる
九十九里ハーブガーデンオートキャンプ場 の基本情報
約3,000坪の敷地に200種類以上のハーブ育てられ、季節ごとに花や香りを楽しむことができる九十九里ハーブガーデン。冬場は春の芽吹きに向けた準備期間で、お庭は寂しくなりますが、それゆえに気楽な冬キャンや犬連れキャンプの穴場的な場所として利用することができます。




園内には、無農薬ハーブや新鮮な肉・野菜・魚介類たっぷりのオリジナル料理を提供してくれるレストラン、ケーキやハーブティーの販売コーナー、苗ショップなどもあり、リードやペットカートなどがあれば犬連れでの利用が可能です!



レストランはテラス席のみ犬連れOKですが、ショップやキャンプの受付カウンターなどは犬を連れて入店できるのでワンオペでも利用しやすいです!


九十九里ハーブガーデンオートキャンプ場 基本情報
キャンプ場名前 | 九十九里ハーブガーデンオートキャンプ場 |
住所 | 千葉県山武郡九十九里町片貝4477番地 |
アクセス | 京葉道路又は湾岸道路→千葉東金道路・圏央道 東金ICから約30分 |
参考料金 | ■サイト宿泊料金 1泊1サイト ハイシーズン(4~10月) 3,300円 オフシーズン(11~3月) 2,200円 ■入場料金 1名様につき 大人(中学生以上) 1,100円 子供(小学生) 550円 ※未就学幼児様は無料です ペット 220円 ■オプション AC電源使用料 100V15A 1,100円(何泊でも) ゴミ処理料金 300円 |
進入路の狭さ 車の入れやすさ | 道は分かりやすく、進入路も十分な広さです。 ※キャンプ場入口が狭く鋭角なカーブになっており、牽引式のキャンピングカーゴは 入場できません。※牽引車でなければマイクロバス程度まで入場可 |
チェックイン アウト時間 | IN: 13:00- OUT:-11:00 予約状況によってアーリーチェックイン・ レイトチェックアウト可能な場合あり |
サイト区分 ・景観 | 区画サイト 20区画ほど 景観はなし ※サイトからハーブガーデンや海は見えません ※柵に囲われたドッグフリーサイトが2区画あり |
地面の状況 | 土・草 ※土が細かいため、天候によっては土埃や泥に注意 ※ペグ打ちは女性でも容易です |
お風呂 | なし・シャワーあり ※詳細後述 |
ドッグラン | あり ※詳細後述 |
Wi-Fi | あり(無料) |
散歩道 | キャンプサイト内+隣接のハーブガーデンをお散歩できます |
その他 | 片貝海水浴場まで車で5分 当日でも、連絡すればキャンセル料がかからない! |
サイトマップと雰囲気を画像でチェック
九十九里ハーブガーデンのオートキャンプ場は、ハーブガーデンに併設された20区画ほどのコンパクトなキャンプ場です。すべての区画がほとんど正方形の平地となっており、公式サイトの情報だと、全区画「7m×7m程度」とのことでした。
キャンプ場の案内




各区画の境界は植栽でゆるやかに区切られており、車を停車する位置やテントを張る位置などを工夫すれば、それほど人目が気になる感じはありません。
19番サイトにステップワゴンとDODワンタッチテントを設置した様子





冬だったので、日当たりの良いサイトを希望して、スタッフさんに19番を選んでもらい、ポカポカでした♪
夏はちょっと厳しいかも⁈
とはいえ、プライベート感を演出するような特別な仕掛けや、人目を気にしていられないほどの圧倒的な自然景観があるわけではなく、全体的に「畑の横の敷地をちょっと区切っておいたので、どうぞ泊まってください」というような雰囲気ですので、「自然の中でアウトドアを満喫したい!」という雰囲気を味わいたいなら、少し様子が異なるかもしれません。
各サイトはコの字型の植栽でゆるやかに区切られていますが、向かい側のサイトとの間は通路のみです。
真正面に別サイト(右側の写真・正面は10番サイト)があるので、これが気になるなら「3・5・7・8」あたりの場所が良いかもしれません。




また、九十九里ハーブガーデンは、全サイトが電源付きです。1,100円のオプション料金を支払うと電源ボックスの鍵と延長コードを貸してくれます!



電源コードを貸してくれるのはありがたいぞ!



電源ありのキャンプってどんなものかと思っていたら、おうちで使っている電気毛布もケトルも、パネルヒーターも使い放題なのよ!!




電源をテント内に引っ張って、ポータブル電源との二刀流。
冬でもポカポカ快適なテント内です。









電源ありのキャンプがこんなに気楽だとは・・・。
本質的なアウトドア気質でない私にはこの設備は必須になりそうです。
・アウトドア感(自然感)はあまりない
・サイトによっては向かい側(正面)の視線が気になるかも
水場やトイレ、キャンプ場の設備をチェック
続いて水回りのレポートです。正直なところ、全体的に設備はレトロな雰囲気で、最近OPENしたような高規格キャンプ場やオシャレなグランピング施設のような感じではありません。
とはいえ、清掃はしっかりされており、個人的には「なんか使えない…」というような嫌な感じはなく、すぐに見慣れてこのトラディショナルな感じを楽しめるくらいのレベル感でした。
水回りの設備をチェック
\スクロールで画像チェック/
ただ、画像の通りシャワールームは、昔の海の家風と申しましょうか、ユニットシャワーではなく小窓付きの壁に囲まれた部屋をシャワーカーテンで仕切るだけ、という仕様でした。冬場は寒そうですし、この雰囲気はちょっと苦手な人もいるかもしれません。(もちろん、ドアに鍵はかかります!)



今回は真冬キャンプで汗もかかなかったので、シャワーは利用しませんでした。
炊事場やシャワーは古いですが、トイレが綺麗で給湯機があるってだけで、もうほんとありがたいですよね。
また、炊事小屋には、洗剤やタワシ・スポンジ類が完備されているだけでなく、鍋、フライパン、まな板、やかん、ボウル類、食器、さらには電気ポットや冷蔵庫やドライヤーまで、「どうぞ使ってください」状態で、何か忘れ物があってもなんとかなりそうな感じでした。



しゃもちゃんはよく分かんなかったけど、オカンは「おばあちゃんちの納屋みたい!」って言ってたぞ。
最後に、売店について。観光農場ということもあって、売店にはハーブ関連のグッズやハーブティーが充実しています。ペットカートやキャリー、リードを着用していれば、売店にも犬連れで入店することができ、おみやげを選んだり美味しいケーキを購入したりすることができます!







ハーブティーの種類が超充実していました。
おすすめのシーンなどもしっかり案内があって、読んでいるだけでとても楽しい!
ケーキはすぐに売り切れるので、焼き上がりの時間を確認しておくと良いと思います。



今度はレストランでハーブとお肉のお料理を食べてみたい!
・施設は全体的に古い感じ
・シャワールームは特に古さが気になるかも
・美味しいケーキをテイクアウトできるが、すぐに売り切れてしまう
ドッグランとハーブガーデンの様子をチェック
続いて、園内のガーデンとドッグランの様子です。
私が訪問した2月のガーデンは、春に向けたメンテナンスの時期で、カラフルなお花や緑はなく、茶色一色の世界でした。なのですが、冬晴れの澄んだ空の下、芽吹きを待っているお庭の散策は決して残念だったわけではなく、このガーデンが緑で溢れる頃また来てみたいな!と思わせてくれる素敵な雰囲気がありました。
2月のガーデンはこんな感じ。
ハーブはありませんが、空気が澄んで綺麗です!


また、ドッグランは、ガーデンの奥の方にある平面の土フィールドで、十分な広さがあり、施設利用者であれば自由に使うことができます。


注意ポイントとしては、体格の区分がない1面のフィールドですので、場合によっては譲り合いの配慮が必要かもしれません。また、このガーデンとキャンプ場全体に共通して、土のキメがとても細かいという特徴があります。そのため、乾燥している場合は土埃が気になるかもしれません。
広さ十分のドッグラン。土は細かくて、ちょっと砂地のような感じです。




・冬場のガーデンは、メンテナンス期間(ハーブを鑑賞したいときは冬以外で!)
・ドッグランは体格による区分けなし
・敷地全体が砂地のような細かい土なので、土埃が気になる子は注意
まとめ
以上、九十九里ハーブガーデンと併設オートキャンプ場のレポートでした。




全体的にクラシックかつアットホームな雰囲気で、最新の設備やキャンプらしい自然環境があるわけではないので、正直なところキャンプ場としての好みは分かれるかもしれません。
個人的には、横浜からのアクセスが容易で冬場でも比較的温暖、コンパクトな敷地内に必要十分な設備が整っていてちょっとした非日常を味わえる、という意味で、ふと犬連れ旅をしたくなった時の候補地として十分な印象がありました!
犬連れのワンオペでも利用しやすく、スタッフさんも親切で、気楽に安心して使うことができるキャンプ場だと思います。



冬場はガーデンが寂しいので逆に予約がとりやすいです。しかも、連絡すれば当日キャンセルが可能!お天気や体調の急変も安心です。
・アウトドア感はあまりない(畑の一角)
・全体的にレトロな設備
・特にシャワールームは苦手な人もいるかも
・冬場のガーデンはメンテナンス中
・土埃に注意
今度はガーデンが華やかな季節にぜひ訪問してみたいと思います!
※上記は執筆時の情報です。詳細は公式サイトを確認してみてください。