キャンパーの聖地とも称される静岡県朝霧高原のふもとっぱらキャンプ場。広大な草原のフリーサイトから臨む富士山の絶景とひたすらに開放的な雰囲気は、言葉を失う贅沢です。
ふもとっぱらキャンプ場は、全サイト車両を乗り入れることができるオートサイトで犬連れの入場もOK。「キャンパーの聖地」と聞き及んでいましたので、キャンプじゃなくて車中泊の我が家にはちょっと敷居が高いのかな、と思っていましたが、いざ行ってみると焚火やテントがなくても十分に楽しむことができる素敵な場所でした!
書いている人のスペックは、キャンプ素人の単なる車中泊+旅好きです。
ですが、チェックアウトするときには、すでに「あぁ寂しい、昨日に戻りたい、もう一回来たい」と思える魅力がありました!
今回は静岡県富士宮市のふもとっぱらオートキャンプ場の設備や食事事情をレポートします!
この記事はこんな人におすすめ
・ペットと泊まれるオートキャンプ場を探している
・車中泊できるキャンプ場を探している
・ふもとっぱらキャンプ場の設備が気になる
・ふともっぱらキャンプ場のレストランや売店が気になる
・犬連れでふもとっぱらキャンプ場に行ってみたい
ふもとっぱらキャンプ場 基本情報
ふもとっぱらキャンプ場は、新東名高速・新富士ICから甲府方面に抜ける国道139号線を北上した朝霧高原エリアにあります。道路は非常に分かりやすく、富士宮市街の139号線は幹線道路ですので、沿線には大型スーパーやホームセンター、もちろんコンビニも複数あります。
一方で、キャンプ場近くになると買い物できる場所は何もなく、キャンプ場内の売店頼みとなります。
横浜町田ICからの距離は130㎞程度。
2時間くらいですっと着いちゃいます!
まずは、 Wan-Vanlife 目線でのキャンプ場 基本情報です。
ふもとっぱらキャンプ場 基本情報
キャンプ場名前 | ふもとっぱらキャンプ場 |
住所 | 静岡県富士宮市麓156 |
アクセス | 新東名高速・新富士ICから国道139号経由 約30km、45分 |
参考料金 | 1泊料金 普通車 2,000円/台 人数加算(中学生以上) 1,000円/人 ※日帰り料金・子供料金・キャンピングカー料金など細かく設定されています |
進入路の狭さ 車の入れやすさ | 道は分かりやすく、進入路も十分な広さです。 キャンプ場内の通路は砂利道で整備されています。 草原内も車両で移動できます。 |
チェックイン アウト時間 | IN: 8:30- OUT:-14:00 ※デイキャンプの場合、チェックアウトは17:00 |
景観 | 草原サイト 圧倒的な富士ビュー |
地面の状況 | 土・草 |
お風呂 | なし 土曜・連休の夕方のみシャワーブースあり 富士宮市街にいくつか日帰り入浴施設がありますが、車で30分程の距離があります |
ドッグラン | なし |
散歩道 | キャンプサイトの中が全てお散歩道 |
周辺で買い物できる場所 | コンビニやスーパーは近くにはありません。 売店で販売している備品類や軽食・調味料はかなり充実しています。 新富士インターを降りて国道139号沿いの市街地にはスーパーやホームセンターがあります。 |
特筆すべきは、チェックイン・アウト時間のゆとり設定。チェックインはAM8:30~OKで、一泊した場合のチェックアウト時間は14:00までです。
一般的なIN13:00 -OUT11:00の区画サイトと比べると、半日分は余分にゆっくりできる感じです!
午前中を2回味わえるのが最高です。
長く遊べて得した気分だぞ!
ただ、お天気の良い週末には、8:30のチェックイン時間に入場待ちの車の列ができていました。広いサイトですので、仮に30分遅く入場しても場所に困ることはなさそうですが、1分も無駄にしたくない場合はチェックイン時間前に到着しておくのが良いかもしれません。
・首都圏からアクセスしやすく、分かりやすい道路事情
・チェックイン時間が早い(8:30~可能)!
・週末は朝のチェックインに並ぶことがある
サイトマップと雰囲気を画像でチェック
ふもとっぱらキャンプ場には、A~Nまで14区画の広大な草原が広がっています。完全にフリーサイトですので、入場したら自由に車を走らせて、ここぞと思う場所を拠点にすればOK、というスタイルです。
富士山に向かってゆるやかに下がっていく傾斜があるため、以下のサイトマップではA・Dの周辺が最も高く、O・Pの周辺が低い立地となっています。
売店やレストラン、トイレなどの設備はキャンプ場の入口側に集中していますので、我が家のようなキャンプ素人であれば、A・B・D・E・Nあたりの何かと設備に近いエリアに居を構えるのが安心かもしれません。
水道やトイレに近い方が安心だわ!
サイトの様子
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水場やトイレ、キャンプ場の設備をチェック
続いて、水回りの設備についてです。
水場やトイレは綺麗に整備されています。特に草原中央トイレは新しくできた設備で、トイレは温かい温水便座を完備、水場や調理台のようなスペースも広く確保されています。そのほか、広大なサイト内に転々と水場が散りばめられている優しさもあります。
水回りの様子
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一方で、ふもとっぱらキャンプ場には、お湯の出る水道やお風呂の設備はありません。
お風呂については、以前は大浴場がOPENしていたそうですが、コロナ以降はシャワーのみの営業となっています。また、このシャワーについても、土曜日の夕方のみの営業でいつでも利用できるわけではありません。
そういった意味で、水回りの設備についてはキャンプ素人の我が家にとってはなかなか厳しいものがありました。
真冬だったから、水道から出てくるのは氷水レベルの冷たさだったぞ。
食器洗ったら「手が切れる」って言ってた。
顔を洗うのも犬の飲料水も、冷たすぎていったん沸かして使いました。
・水場やトイレはとても綺麗
・特に草原中央トイレが新しくておすすめです
・お湯の出る水道はありません…冬場はほぼ氷水しかないという覚悟が必要です。(単にゴム手袋などを持っていけばよかったです…)
ふもとっぱらでの食事 レストラン・売店・自販機が超充実
自ら薪で火をおこし、なんだかんだ調理して食べるのがキャンプの醍醐味!というご意見はごもっともでございます。
しかしながら、我が家はあくまで車中泊であり、焚火やダッチオーブン、メスティンなどの装備はございません。
その点、ふもとっぱらキャンプ場は意外にもサイト内に素晴らしいレストランの設備があり、売店の品ぞろえも充実しており、さらには売店の営業時間外に使える自動販売機が超充実していました!
調理の装備がなくてもなんとかなりそうだったぞ!
まずサイト内には「金山テラス」という素敵なカフェレストランがあり、ハンバーガーやカレー、ラーメンなどをいただくことができます。
金山テラスの様子
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続いて、週末の午後に営業する「金山キッチン」では、静岡おでんや鍋焼きうどんなどの優しい味を楽しむことができるそう。
さらに、「牛舎売店」もなかなか充実の品ぞろえ!調味料やカップラーメン、手軽に食べられるスナック菓子やパンなどはもちろんのこと、地元産の豚肉やソーセージなども販売していました!
売店の様子
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さらにさらに、売店の営業時間(9:00~17:00)外に嬉しいお助けアイテムが!
それは、センターハウス内にある自動販売機コーナーです。自動販売機なので24時間利用可能。湯せんで食べられるハンバーグやカレー、鍋ひとつでできるパスタキット、ラーメンや焼きそばのキット、そしてカイロやウェットティッシュまで。
ミラクルな自販機コーナーを前に興奮気味になってしまいました!
自販機コーナーの様子
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自販機コーナーの食べ物は、加熱調理や湯せんが必要なものが多いので最低限の装備は必要です。しかし、小鍋とカセットコンロという装備で十分なメニューが揃っており、なんとなくキャンプ飯っぽい雰囲気も漂っています。
注意ポイントとしては、自販機といってもきちんとした食事系は1,000円前後の価格帯でした。ですので、お腹いっぱい買うとちょっと出費がかさみそうな感じです。とはいえ、ただ焼いたり湯せんしたりするだけで、野外ゴハン気分を味わうことができるラインナップが揃っているのはなかなか嬉しいサービスだと思います。
自販機の写真が多すぎるんじゃない?!
最後に、ふもとっぱらキャンプ場の売店やレストランには、犬用のメニューはありません。
犬連れの場合、犬たちのごはんは必須で持参する必要があります。
・ふもとっぱらキャンプ場はサイト内レストランも充実している
・何も調理しない派でもレストランで食事をまかなえる(ただし営業時間に注意)
・金山テラスレストランは店内犬NG。テイクアウトOK。
・売店の品ぞろえも豊富
・自動販売機の食事メニューラインナップは一見の価値あり
・自動販売機の食事メニューは加熱の装備が必要+ちょっと割高
まとめ
以上、静岡県富士宮市のふもとっぱらキャンプ場の水回り設備やレストラン事情などのレポートでした。
実際に犬たちと一晩過ごしてみて、注意ポイントだなと思ったところがあり、それはまた次回まとめたいと思います!
ふもとっぱらキャンプ場には、ドッグランやドッグカフェなどの犬連れ対応設備はありません。また、水場でお湯が出ないとかお風呂がないとか普段の私ならちょっと足が遠のきそうなポイントもあります。
にもかかわらず、広い草原をただお散歩する犬たちは上機嫌で、素晴らしい景色と美味しいご飯のパワーはお湯の出ない不便さをはるかに上回り、大好きな場所認定して帰路につきました。
ふもとっぱらキャンプ場で犬連れキャンプを考えている方の参考になれば嬉しいです!
※上記は執筆時の情報です。詳細は公式サイトを確認してみてください。