神奈川県の湘南海岸に浮かぶ江の島は、今も昔も人々から愛される湘南エリアを代表する観光地です。それほど大きな島ではありませんが、たくさんの参拝スポット(神社)や海食洞窟などの景勝地に加え、スパや英国式の公園、イルミネーション、展望灯台、たくさんの食事処やカフェがあり、見どころは盛りだくさんです。
今回は、犬連れで江の島をお散歩する際の様子や注意ポイントをレポートします!
この記事はこんな人におすすめ
・犬連れで江の島に行ってみようと思っている
・江の島の駐車場事情が気になる
・江の島の頂上の公園「サムエル・コッキング苑」が気になる
・江の島の犬連れOKの場所とNGの場所を知りたい
・江の島内でお茶や食事をする場所について知りたい
・江の島を犬連れで散策するときの注意点が気になる
江の島の基本情報
まずは江の島そのものへのアクセスや駐車場情報など、ざっくりまとめてみます。
江の島の基本情報
施設名 | 江の島 |
住所 | 〒251-0036 神奈川県藤沢市 |
アクセス | 新湘南バイパス 茅ヶ崎中央ICより約16㎞ 40分 圏央道 寒川南ICより約18㎞ 40分 ※所要時間は渋滞状況により異なります |
車の入れやすさ | 周辺の道路は整備されており迷うことはまずありません。 日にちや時間帯によって渋滞が発生します。 |
駐車場 | 江の島なぎさ駐車場 327台 全日1時間/400円 最大料金/2,000円(宿泊料金/1,000円) 営業時間:7:30〜21:00(夏季のみ6:00~) ※詳細後述 |
営業時間 | 島への入場は24時間可能 営業時間、神社参拝時間は施設により異なる 駐車場の営業時間に注意 |
入園料 | 島への入場は無料 一部有料エリアあり ・頂上公園「サムエルコッキング苑」 ・展望灯台「シーキャンドル」 ・江の島岩屋 ・江の島アイランドスパ |
ドッグラン | なし |
ドッグカフェ | なし 犬連れOKのテラス席のあるレストランが多い |
近隣散歩道 緑道 | 島内の無料エリアは犬を連れて散策可能です。(詳細後述) ほとんど石畳で緑道や緑地は多くありません。 |
その他 | 島内は階段が多く、ペットカートの取り回しは難しいです。 登りは「エスカー(後述)」がありますが、下りは自力で歩く必要があるため 足に不安がある人や犬は注意が必要かもしれません。 |
江の島にはドッグランやドッグカフェはありませんが、島内の散策路は犬連れでお散歩できる場所が多く、テラス席のあるレストランや一部には店内犬連れOKのお店もあります。
江の島の駐車場事情
江の島の島内には公営駐車場が2カ所あります。
ひとつは「なぎさ駐車場」、駐車台数は327台。もうひとつは「かもめ駐車場」、駐車台数は314台。
江の島は休日はもちろんのこと平日でも多くの観光客で賑わっていて、狭いスペースで大混雑しているイメージがありますが、駐車場は600台超と意外と大きなキャパシティがあります。
個人的な感想としては普通の週末なら「意外と停められる」という印象です。
もちろん、島に渡る一本橋にズラーっと車が並んでいるのを見ると途方に暮れる気持ちにもなりますし、ゴールデンウィークやお正月など、特殊な日程では完全に詰まってしまう場合があります。
しかし、入り口付近で多少駐車場待ちの車があったとしても、わりと回転する感じがします。また、いずれの駐車場にも最大料金2,000円の設定があるので、関東の観光地としては良心的な方なのではないかと思います。
公共の交通機関や観光バスで来ているお客さんも多いので、見た目がヒトでごったがえしていても、意外や意外、車を停められず苦労した思い出はほとんどありません。
鎌倉・湘南エリア全般で「意外とどこかには停められる」という印象です。
島の手前の駐車場からは見た目以上に距離があるから、江の島を奥まで観光するのなら島内に停めるほうが気楽だな!
なぎさ駐車場とかもめ駐車場は、立地・営業時間・支払い可能な方法が少し異なります。普通に江の島観光をするなら、手前のなぎさ駐車場が便利です。
これらの駐車場の空き具合はインターネットでリアルタイム確認できる仕組みになっていますので、一本橋を渡る直前にチェックしてみるのもよいかもしれません。
江の島の犬連れOKエリアとNGエリア
江の島の島内を犬連れで散策する際、ざっくりと「有料エリア」は犬のお散歩NGという認識を持っておくとだいたい正解です。
ポイントは、「犬NGなのではなくてお散歩NG」ということ。これらの有料エリアも犬を歩かせず、キャリーに入れていれば入場することができます。
では、有料エリアとはどういう場所かというと・・・
江の島島内の有料エリア=犬のお散歩NG・キャリーなら犬連れOK
・江の島エスカー(頂上まで登るエスカレーター)
・頂上の公園「サムエルコッキング苑」
・展望灯台「シーキャンドル」
・江の島岩屋
上記の施設の中でも、「顔までフルクローズの状態なら入場OK」や「キャリーに入っていれば顔は出ていてもOK」など、微妙にルールが違います。また「抱っこはNG」が基本ルールです。
ですので、犬連れで行く際には、いずれにしてもフルクローズ可能なキャリーを持参するほうが安心です。
ペットに関する注意看板
このように有料エリアは小型犬をカバンに入れて散策するならOKという条件なので、残念ながら中型犬や大型犬の子がエスカーに乗ったり有料エリアに入場したりするのは難しい状況です。
また、島内は段差や階段がとても多いのでペットカートの取り回しも難しい環境です。
ただ、仮に有料エリアを見学しないとしても、徒歩で頂上まで登って島の裏側までお散歩し、雄大な景色を見たり神社を参拝したり屋台グルメを楽しんだりするだけでも十分楽しい場所に違いないと思います。
しゃもちゃんは無料ゾーンをぐんぐん歩くだけですごく楽しいぞ!
島の中には猫さんもたくさんいるんだ!!
けっこう広いし休憩場所もたくさんあるのよね。
エスカーは宇宙みたいでちょっとドキドキだったわ。
頂上公園のテラス席とカフェ「UMIYAMA DO」の様子を画像でチェック
犬をキャリーに入れて散策する前提になりますが、江の島の頂上にある「サムエルコッキング苑」は、四季折々のお花やイルミネーションが美しい庭園で、江の島の見どころのひとつとなっています。
基本的には有料エリアなのですが、夜のイルミネーションが人気で、逆にお昼は無料開放している場合もあります。
苑内には江の島のシンボル的な展望台である「江の島シーキャンドル」があり、その周りに英国式の庭園やカフェ、ショップ、ギャラリーなどがあります。
敷地にはいろいろな場所にゆったりしたテラス席が設置されていますので、江の島でゆっくり休憩するなら案外穴場かもしれません。
サムエルコッキング苑内のいろいろなテラス席
席数が多いです!
いくつかあるカフェの中でも雰囲気の良い「UMIYAMA DO(海山堂)」は、右手奥へ 木々の間を抜けた先にあります。
江の島のある藤沢市と友好姉妹都市である長野県松本市のなまこ壁と入口から見える青いタイルのコントラストがとても素敵なお店です。
キャリーに入っていればテラス席を犬連れで利用できます!
顔は出してもOKです♪
UMIYAMA DO(海山堂)だけでもテラス席が10テーブル40席くらいあり、お庭を眺めながら美味しいスイーツをいただくことができます。逆に店内のお席は6席程度と少ないので、ガーデンカフェという認識でいたほうが良さそうです。
はちみつとたまごのシフォンケーキ
コーヒーセットで1,200円でした
別添えのハチミツが贅沢~
ふわっふわでとっても美味しかったです!
お庭の眺めも素敵♪
まとめ
以上、江の島の駐車場事情や有料エリア「サムエルコッキング苑」のカフェの様子でした!
江の島と言えば、入口付近のイカ焼きやホタテ焼き、タコせんべい、海鮮丼などをイメージしがちで、それはそれで楽しいのですが・・・
このエリアはたいていたくさんの観光客で混雑していてゆっくりという雰囲気ではありません。
しかも最近はけっこう強気なお値段なの。
イカ焼き950円、ホタテはふたつで1,500円なのよ。
たくさんの人が行きかう道沿いでテラス座も席数がそれほど多くないので、犬連れだと余計にゆっくりしにくいかもしれません。
ガチャガチャしててゆっくりしないってところが、観光っぽくもあると思うぞ!
確かにそれもある。
でもあなたはガチャガチャしないで欲しい。
一方、頂上付近には休憩できるベンチやテラス席がたくさん設置されており、オシャレカフェや軽食を食べられるレストランがいくつかあって意外と穴場です。
特にキャリーに入って移動できるサイズの犬連れであれば、有料エリア内のテラス席でゆったり過ごすのもオススメです。
・江の島の駐車場は島内に600台以上。意外と停められる印象。
・島内の無料エリアは犬連れでお散歩できる。
・有料エリアや江の島エスカーはキャリーに入っていれば利用可能。
・園内は階段が多くペットカートの移動は不向き。
・頂上公園内のテラス席は席数が多く、ゆったりしていてオススメ。ただし犬はキャリー内。
江の島観光の参考になれば幸いです!
※上記は執筆時の情報です。詳しくは公式HPを参照してください。